インフルエンザの最近のブログ記事

age.JPGインフルエンザの流行期もピークに達しているようで、当院でもインフルエンザの患者さんが多数受診され、この3週間だけでも30人以上になっています。年齢は右のグラフのように子供が中心ですが、その親世代も多くなっているようです。
そして、毎年のことながら近隣の学校では学級・学年閉鎖も増えています。

さて、先日同世代の知人と会話をしていたのですが、
「昔はそんな学級閉鎖なんて滅多になかったよなぁ。医療は進歩してるのになんで?」
と聞かれました。

ごもっともな話で、幸か不幸か、私(45歳)も記憶にある限り学級閉鎖は小中高と全く経験がありません。
それに、インフルエンザの治療は、迅速検査キットの実用化(2000年)、タミフル等抗ノイラミニターゼ薬開発(2001年)等、この20年でとても進歩していますが、何故なんでしょうか。

そこで、国立感染症研究所がこちら(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-flulike.html)で公開している年度別学級閉鎖情報をグラフにして、原因を考えていきたいと思います。

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少し落ち着いてきた感はありますが、まだまだインフルエンザの方は多く、当院でも1日20人程度は検査陽性になる方がおられます。
ただ、必要以上に恐れておられる方も多く、まずは冷静になって欲しいと思います。
いくつか個人的に気になっていることを。

1. インフルエンザは抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ、イナビルなど)なしでは治らない病気ではない

2. 抗インフルエンザウイルス薬は、半日程度発熱期間が短くなるくらいの限定的な効果しかない

3. 全身状態がよく熱も軽度であれば、たとえインフルエンザであっても抗インフルエンザ薬は必要ないので、そういう人には迅速検査も行わず、通常の風邪に対する対症療法薬の処方で様子を見ることもあります。

4. ただし肺炎(呼吸困難/子供では呼吸回数増加)や脳症(意識障害や反復する嘔吐など)が疑われれば早めの受診を

5. 一度病院を受診した後、症状改善がないとか、前回迅速検査で陰性であったが熱が下がらない等で再度病院を受診されるときは、別の病院を受診されるのではなく、出来ればはじめに受診された病院の受診を

6. ハイリスクの人以外には、抗インフルエンザウイルス薬の予防投与は認められていない(保険外でも)ので、予防のために抗インフルエンザウイルス薬を下さいと前記以外の方が来られても処方は出来ません

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いままで発熱患者さんには、狭いスペースでおまちいただき、特にお子様連れの方には大変不自由を強いて参りましたが、この度、液晶テレビを2台設置いたしました。
また、パナソニックの空気清浄機も設置しました。

まだ等地域では、インフルエンザのB型やアデノウイルス、溶連菌感染症の患者さんがでています。

少しでも快適に、安心して受診していただけるよう配慮いたしておりますが、またお気づきの点などございましたら、ご意見よろしくお願いします。

マスクの性能

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5月に新型インフルエンザ騒動が始まり、医療施設でも一時期サージカルマスクが入手できない状態が続いてきて、大変困っていたのですが、最近は結構流通しているようです。
しかし、どう見ても怪しい表示のものや、本当に「サージカル」に求められる性能がある商品なのでしょうか?
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某工具系量販店で売られていた3層マスク(99%ウイルスカットと表示されている)と、以前からサージカルマスクとして信頼して使っているエフスリー社のサージカルマスクとを、マンションの吸気口に1ヶ月間取り付けてみてその効果のほどを調べてみました。

ワクチンの副作用

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新型インフルエンザワクチンで死者が出たとの新聞記事が出ています。
詳細は不明ですが、2例とも高齢の基礎疾患をお持ちの方で、一番恐ろしい打ってすぐのいわゆる「アナフィラキシーショック」ではなさそうですが、今後の調査に注目はしたいところです。

当院でも今週に新型インフルエンザワクチン接種を予定していますが、ショックに対応する体制は整えています。
もちろん命に関わるときは救急病院へ搬送しますが、それまでにできるエピネフリンのプレフィルドシリンジやセレスタミンのシロップ剤、ステロイドの注射剤、換気マスクなどの救急用品はそろえてあります。

大阪府は11/14の土曜日からの接種開始を求めてきましたが、当院で11/18、19の予定にしたのは、週末に万一危険な副作用が出たとき対応が難しくなりがちなことや、少し各地の報告を見たかったという理由もあり、安全性を優先させていただいてのことです。

アナフィラキシーショックは私も総合病院時代に経験はあり、なかなか怖いものですが、対応を誤らなければ救命できます。

あまり少ないリスクを恐れすぎず、こちらも万全の体制で臨みますのでご安心いただければと思います。

ゆうき耳鼻咽喉科メイン

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