H30年のインフルエンザ予防接種予約は、上限に達しました。

キャンセル発生時のみ予約システムまたは窓口でご予約いただけます。(2018/9/18)

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2018年10月22日(月)から、インフルエンザワク.チンの接種をいたします。(当初10月15日(月)からとご案内しておりましたが、10月22日(月)からに変更させていただきました(9/14))

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事前予約制で、1回目¥3500、2回目(13歳未満)¥2500となります。

予約は2018年9月18日(火)から、当院窓口かインターネットで行います。

(→インフルエンザ専用予約システム)

インターネット予約は、従来からご利用いただいております"FLET"とは別のシステムになりますので、ご注意ください。操作説明はこちら:インフルエンザ予防接種予約システム説明書

問診票はこちらからダウンロードできますので、プリントアウト、記入してお持ちください。

title.jpg先日下記の口演を行って参りました。クリニックレベルでグラム染色塗抹検査をしている施設はまだ少ないですが、抗生物質の処方量を劇的に減らす効果がありますので、是非とも広まって欲しい検査手技だと思います。

スライド

当院でのグラム染色検査.jpg

age.JPGインフルエンザの流行期もピークに達しているようで、当院でもインフルエンザの患者さんが多数受診され、この3週間だけでも30人以上になっています。年齢は右のグラフのように子供が中心ですが、その親世代も多くなっているようです。
そして、毎年のことながら近隣の学校では学級・学年閉鎖も増えています。

さて、先日同世代の知人と会話をしていたのですが、
「昔はそんな学級閉鎖なんて滅多になかったよなぁ。医療は進歩してるのになんで?」
と聞かれました。

ごもっともな話で、幸か不幸か、私(45歳)も記憶にある限り学級閉鎖は小中高と全く経験がありません。
それに、インフルエンザの治療は、迅速検査キットの実用化(2000年)、タミフル等抗ノイラミニターゼ薬開発(2001年)等、この20年でとても進歩していますが、何故なんでしょうか。

そこで、国立感染症研究所がこちら(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-flulike.html)で公開している年度別学級閉鎖情報をグラフにして、原因を考えていきたいと思います。

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少し落ち着いてきた感はありますが、まだまだインフルエンザの方は多く、当院でも1日20人程度は検査陽性になる方がおられます。
ただ、必要以上に恐れておられる方も多く、まずは冷静になって欲しいと思います。
いくつか個人的に気になっていることを。

1. インフルエンザは抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ、イナビルなど)なしでは治らない病気ではない

2. 抗インフルエンザウイルス薬は、半日程度発熱期間が短くなるくらいの限定的な効果しかない

3. 全身状態がよく熱も軽度であれば、たとえインフルエンザであっても抗インフルエンザ薬は必要ないので、そういう人には迅速検査も行わず、通常の風邪に対する対症療法薬の処方で様子を見ることもあります。

4. ただし肺炎(呼吸困難/子供では呼吸回数増加)や脳症(意識障害や反復する嘔吐など)が疑われれば早めの受診を

5. 一度病院を受診した後、症状改善がないとか、前回迅速検査で陰性であったが熱が下がらない等で再度病院を受診されるときは、別の病院を受診されるのではなく、出来ればはじめに受診された病院の受診を

6. ハイリスクの人以外には、抗インフルエンザウイルス薬の予防投与は認められていない(保険外でも)ので、予防のために抗インフルエンザウイルス薬を下さいと前記以外の方が来られても処方は出来ません

グラム染色

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新年あけましておめでとうございます。
年末年始は休診させていただきまして、ご迷惑おかけいたしました。平成27年は1月5日(月)から通常通り診療を開始しています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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さて、当院では昨年末から顕微鏡を導入いたしまして、細菌検査や組織検査、細胞診に役立てています。
個人医院では通常これらの検査は外部の検査機関に委託するのが一般的で、当院でもそうしているのですが、検査会社から帰ってくる文書だけではなかなかイメージもわきにくく、病態もつかみづらいものです。実際に顕微鏡を使って検体を眺めてみるといろんな発見があって驚きます。

右の写真はグラム染色という細菌を色分けしてわかりやすくする染色方法で撮影した写真です(400倍)。紫色の小さな点々が細菌で、赤っぽい大きな丸いのが白血球です。
2歳児の鼻汁なのですが、何ヶ月も続くとのことで検査してみると、このように無数の菌がおり、1000倍で詳しく観察すると、紫色(グラム陽性菌)で2つがくっついた形(双球菌)をしており、ワクチンでおなじみの肺炎球菌であることがわかります。011.jpg

もちろん、このような検査結果は検査会社からの報告でもわかるのですが、このすさまじい菌の量を見れば抗生物質を使った方がよいことは一目瞭然であります。

関西中耳臨床研究会で下記の口演をしてきました。
台風の中お越し下さいましてありがとうございました。

当院での反復性中耳炎治療.pdf

ブロー氏液の驚異

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ブロー氏液ブロー氏液は、昔抗生剤などなかった頃に中耳炎の治療などで使われていた消毒液ですが、最近その効力が見直されてきている薬剤です。
よく効くという話は聞いていたのですが、正直あまり信用していなくて今まで使ったことがありませんでしたが、ダメ元で使ってみたところ、その効力に驚嘆しました。
早速当院でも酢酸アルミニウム、酒石酸、酢酸を原料に調剤してみました。
今まで治るのに時間がかかっていた、慢性中耳炎の術後耳や外耳道真菌症、鼓膜上の肉芽などの治療期間を大幅に短縮できそうです。

耳漏が止まらない方は一度試してみる価値がありそうです。

劇的に効果のあった方の例をお示しします。

TCI.jpg耳鳴の治療は難しく、ビタミン剤、循環改善薬、ステロイド剤、精神安定剤、漢方薬、リドカインの注射、針治療など様々な治療が行われていますが、いずれの治療でも完治はなかなか難しいとされています。

当院でも上記の治療に加え、近年有効性が認められつつある音響心理療法:TRT療法を始めています。

この治療法では、左図のようなノイズ発生器をつけていただき、耳鳴りを気にならないように持って行く心理的な療法です。ただ、これによって耳鳴りが消えてしまうものではなく、
「鳴っているけど気にならない」状態
に持って行く治療法です。

注意点としては、

  1. 難聴がひどい人には適さない
  2. 治療には1,2年の時間が必要なので、すぐに効果を期待される人には向かない
  3. 耳鳴がなくなるわけではない
  4. サウンドジェネレータは5万円弱と高額である

などをご理解いただく必要があります。

TRT.JPGたとえば、エアコンの音などは耳を澄ませば聞こえますが、普段我々はあまり気にせず生活できます。耳鳴に対してもそのような状態に持って行くのがこの治療法の目的です。

当院ではまず2週間ほど試してもらい、続けられそうなら購入いただいて治療を続けていくことにしています。

耳鳴でお困りの方は一度ご相談下さい。

(補聴器・TRT外来用のスペース→)

「中耳炎で鼓膜を切って膿を出さないといけないといわれたんですけど、本当に切らないと治らないんでしょうか」

と意見を求めて受診される方がよくおられます。

結論から言いますと、私の意見としては、子供の中耳炎で鼓膜切開を要するものはきわめて少ない、という立場です。

もっとも、中には鼓膜切開を要するケースもありますが、子供の中耳炎に限っては、年間で鼓膜切開をするのは1人いるかいないかです。

 

小児の場合、鼓膜切開を検討すべき中耳炎は大きく分けて2種類あります。1つは鼓膜の奥に膿がたまって腫れて痛くなる「急性中耳炎」、もう一つは、鼓膜の奥に水がたまって、痛くはないけど聞こえにくい「滲出性中耳炎」です。

 それぞれの場合について考えてみましょう。

めまいの診断では、目の動き:眼振の観察が重要です。
当院にも赤外線フレンツェルめがねという水中めがねのような器械がありますが、動画を録画するのみでは、どの頭位の眼振かがわかりません。

そこで、眼振記録動画に加速度センサーからの頭位情報を合成する装置を作ってみました。
将来的には、この装置を改良して、良性発作性頭位めまい症のリハビリ(浮遊耳石置換法)を自動化する器械などを作ってみようと思っています。