(トップページ)>(治療方針)>(画像ファイリングシステム)

画像ファイリングシステム

当院では自作の画像ファイリングシステムで、内視鏡カメラ、CT、MRIのデジタル画像を患者さんごとに ファイリングして、診察室のモニターで患者さんにすぐ見ていただけるように工夫しています。
耳の中やのどの奥でも検査してすぐその場で説明いたします。どこがどのように悪いのか、すぐに理解いただけると 思います。

(声帯の写真の一例)


ソフトの動作

画像の解析

めまいや慢性中耳炎、副鼻腔炎などではCTやMRIなどの画像診断も積極的に行っています。 撮影は済生会吹田病院や摂津医誠会病院に行っていただくことになりますが、下記のような解析を行うことで 見逃しを減らしたり、被曝線量を減らす努力をしています。

3D画像の再構築

副鼻腔の仮想内視鏡(CT画像から再構成)(KGT社のIntage REALIAを使用)
左鼻前庭のう胞の患者さんです。副鼻腔はきれいです。

咽頭の異物の症例 :Axial1方向の撮影で再構築可能
今までは副鼻腔炎などでは2方向の撮影を行っていましたが、再構築により1方向のみで診断可能になりました。 放射線被曝は約半量になり、費用も安くすみます。

前頭洞炎の矢状断(前後を結ぶ線での断層画像)

めまいの患者さんの小脳橋角部拡大のMRI

3次元再構築を行い、内視鏡モードで見ています(右の内耳道付近 外側から観察)。手前が第8脳神経(内耳神経)、奥が第7脳神経(顔面神経)、左が内耳道方向、右が小脳方向。奥に前下小脳動脈も見える。
今までは聴神経腫瘍には造影剤を使用して撮影していましたが、これだけの解像度が得られれば、十分診断可能かと考えていますが、もちろん疑わしいときは造影剤も考慮します。
造影剤を使わないメリットとしては、

  • 費用が安くなる
  • 喘息などアレルギーのある方でも安全に撮影できる
  • 注射しなくていい
などがあります。

白黒反転させてると、蝸牛、半規管まできれいに見えます。

トップへ