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治療方針

当院では

  • 早く病気を治す
  • 無駄な通院・投薬・治療は行わない
  • 科学的に根拠のある治療法を優先して行う(Evidence Based Medicine)
  • 説明を丁寧に時間をかけて行う

ということをモットーにしております。

耳鼻科の個人医院では往々にして、患者さんとの会話なしに
『鼻を洗ってのどに薬を塗ってはい終わり』
というような流れ作業になってしまい、いったい自分がどんな病気なのか、いつ頃治るのか、そういうことを気軽に聞けない病院がまだまだ多いようです。

当院では、たとえ子供さんでもまず本人に説明し、わかりやすい診察を第一に心がけています。そのために、
画像を使った説明をしたり
クリニカルパスという治療計画表をつかったり、病気の説明パンフレット
を使って、治療方針がわかりやすくなるよう努めています。

滲出性中耳炎やメニエル病、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など経過が長くなる病気では、経過中に症状が悪くなると
『この治療法でいいんだろうか』とか 『実はほかの悪い病気なんじゃないかな』
とか疑問がわいてくることがあると思います。そういうときはどんどん聞いてくだされば 納得いただけるまで説明いたしますので、ご遠慮なくおたずねください。

また、通院治療や処方する薬の種類はなるべく少なくてすむように努力しています。基本的に、通院は最小限度で済むよう努力しています。

例えば、学校検診でアレルギー性鼻炎といわれ耳鼻科受診を指示された子供さんで、副鼻腔炎や滲出性中耳炎の合併がなく、 症状が軽微なお子さんでは、何も投薬せず様子を見ていただくことも多いです。
中耳炎でも余程大きな鼓膜な穴がない限り、対策を考えた上で水泳を許可するようにしています。

診療内容

耳鼻咽喉科全般の診察は可能ですが、
特に、

  • こどもの滲出性中耳炎(済生会吹田病院との地域連携クリニカルパスを導入しました)
  • 副鼻腔炎の保存的(手術以外の)治療
  • 悪性疾患の早期発見
  • 突発性難聴の早期診断
  • メニエル病の治療

には力を入れております。疑問なことがありましたら、なるべく時間を割いて説明いたしますので、気軽に相談してください。

インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスについては迅速診断キットがございますので、その日のうちに診断可能です。


対応できる病気・項目

  1. 耳疾患
    急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、感音性難聴、伝音性難聴、耳鳴り、めまい、耳垢、外耳炎など
  2. 鼻疾患
    アレルギー性鼻炎(花粉症)、副鼻腔炎、肥厚性鼻炎、鼻出血など
  3. 咽喉頭疾患
    咽頭炎、喉頭炎、かぜ、インフルエンザ、急性扁桃炎、咽頭異物(魚骨など)、口内炎、声帯ポリープなど
  4. 腫瘍性疾患
    外耳道腫瘍、鼻腔腫瘍、副鼻腔腫瘍、上咽頭腫瘍、中咽頭腫瘍、舌腫瘍、喉頭腫瘍、下咽頭腫瘍、甲状腺腫瘍などにつきましては疑われた場合は ご相談の上、総合病院に紹介させていただきます。

検査、手術など

  • 可能な手術:
    鼓膜切開術、鼓膜換気チューブ挿入術(5歳前後から可能です)、鼻腔粘膜焼灼術、小さな腫瘍(皮膚や口の中など)の摘出
  • 主な検査機器:
    聴力検査器、インピーダンスオージオメトリ(滲出性中耳炎の検査)、X線装置、鼻咽喉頭内視鏡、赤外線眼振記録装置(めまいの検査)、電気メス・凝固器
  • 迅速検査キット:
    インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルス
  • その他:
    睡眠時無呼吸症の夜間呼吸心拍モニター(予約が必要です)

おことわり
減感作療法、アレルギー性鼻炎のレーザー手術、ケナコルトA(ステロイドホルモン剤)の注射は当院では行っておりません。

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