赤外線フレンツェルめがねの眼振記録に、頭位データを表示する

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めまいの診断では、目の動き:眼振の観察が重要です。
当院にも赤外線フレンツェルめがねという水中めがねのような器械がありますが、動画を録画するのみでは、どの頭位の眼振かがわかりません。

そこで、眼振記録動画に加速度センサーからの頭位情報を合成する装置を作ってみました。
将来的には、この装置を改良して、良性発作性頭位めまい症のリハビリ(浮遊耳石置換法)を自動化する器械などを作ってみようと思っています。






今回、動画中に文字を表示するために、OSD(オンスクリーンディスプレイ)という機能を持ったIC:MAX7456を使いました。

3軸加速度センサー → マイコン:PIC16F88 → MAX7456:ここで赤外線フレンツェルからのビデオ信号と合成する
→ ADVC-100(DVキャプチャユニット) → PCにキャプチャ

という流れになります。
ビデオシステム図加速度センサーの電圧情報をPICマイコン:PIC16F88でA/D変換し、SPIで接続したMAX7456に送信します。PICでSPI通信を使ったのは初めてでしたが、コンパイラのCCS-CにMAX7456用のライブラリがあり、SPIも簡単に設定できました。
PICとPCは「FT232RL USBシリアル変換モジュール」を使ってセンサの情報を取り出せるようにしていますが、今のところDebug用にしか使っていません。

MAX7456 OSD Unit
パーツ代は、6000円ほどになります。MAX7456 OSD Unit 内部


動画の取り込みには、カノープスのADVC-100というキャプチャユニットをオリンパスの電子内視鏡画像の取り込みと共用で使っているのですが、今まではAVセレクタで眼振と内視鏡入力を切り替えていましたが、このMAX7456はビデオ信号を検知して、LOSシグナル(ビデオ信号がなくなるとHighになり、ビデオ信号が入力されるとLowになる)として出力できますので、この信号線とADVC-100 の前面、背面入力切り替え部分にトランジスタを介して接続赤外線フレンツェル+加速度センサーすることで、AVセレクタなしの自動で内視鏡とフレンツェルの画像を切り替えることができるようになりました。
 
 
 
<座標軸のフォントデータを編集して、少しきれいにしてみました↓>

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このページは、Kazuhisa YUKIが2011年6月 7日 15:00に書いたブログ記事です。

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