MPRのすすめ(医療関係者向け)

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先日ある勤務医耳鼻科の先生とお話ししたのですが、副鼻腔や側頭骨(耳)のCTをとるとき、
 「ふつうルーチンでAxialとCoronalの2方向はとるやろ」
とおっしゃっておられました。

一昔前、CTやMRIの画像をフィルムに焼いて、シャーカッセンで診断していた頃は、なかなかAxial画像からcoronalの断面を頭の中でイメージするのははっきり言ってとてもムリでしたので、2方向撮影がルーチンでしたが、今は↓のような便利なソフトがあって、Axail1方向のみの撮影で十分です。

 このソフトはフリーで使えるものですし、他にもフリーでMPRのできるソフトがたくさん出ていますので、是非皆さんに使ってもらいたいところです。


よく聞かれることとして、
「やっぱり手術の時にはMPRでなくて直接撮影でないと細かいところが不安だよ」
と思われるかもしれません。

でも、今のCTは、1画素の長さが大体0.6mmです。
スライス幅0.6mmが可能ですから、このくらいのスライスでとれば、直行軸で再構成した場合は直接撮影とかわらない画像が得られるはずです。

それに、2回撮影すると、被曝線量も倍になります。
その他のメリットとしては、
  • フィルムを使わないので、保管・取り出しの手間が楽
  • 神経や血管などの連続性がわかりやすい
  • Window値を自由に変えられるので見やすい
などがあり、Filmのメリットなんて何も思いつきません。敢えて言えば、停電したときにみられるくらいでしょうか。

総合病院ではなかなか病院全体として取り組んでもらわないと、こういう設備投資をしていただけないかもしれませんが、まあ、あまりコストはかからないですから、是非どんどんこのMPRが広まってほしいものです。

発表スライド(PDF)

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ゆうき耳鼻咽喉科メイン

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ゆうき耳鼻咽喉科メイン

このページは、Kazuhisa YUKIが2009年8月 3日 08:48に書いたブログ記事です。

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